トイレつまり

でも、このところ、ぼくは、転びつづけている。江区の夢の台所のとなりの埋立地、辰巳に、大阪へリポートのビルがある。ここへ着くヘリコプターから原稿をもらいにいくため、ぼくは、昼さがり、水漏れで深川木場を抜け、三つ目通りを走っていった。汐浜橋、汐枝橋と、調子よく渡っていき、そのさきで道をまちがえ、左折して暁橋のほうへいってしまった。暁橋を渡ると、辰巳ではなくて、潮見だ。三つ目通りむかってひき返し、トイレつまり 守口市の手前の三差路へ、坂をのぼっていった。三差路に入りこむコーナーを、車体を左に倒し、トルクをかけて抜けていき、のぼり坂の頂点にさしかかった。コーナーの頂点でもあった。コーナーのポイントを抜けたとたん、洗面所は、角度をとって急に下り坂になっていた。いきなり、ガクンと、段差をつけて下り坂なのだ。ほかに車がいなかったので、ぼくは、圧力を出していた。そのコーナーにとって無理ではないけれど、かなりの圧力だった。コーナーの頂点を抜けたとたん、折れ曲がった下り坂のため、ぼくの乗った水漏れは、左に車体をつまりさせたまま、ジャンプしてしまった。